傷ついた子ども(WOUNDED CHILD)

日本で「インナーチャイルド」と言う時、この「傷ついた子ども」の存在を指して使われることが多いという話は既にしました。

これは、この「傷ついた子ども」とうい存在が昔からセラピーやカウンセリングの対象となっているからと思います。

虐待された体験、無視された体験、叱られた体験など、いわゆるトラウマとなった体験が元となって、潜在意識の領域に「傷ついた子ども」が誕生します。

人間関係のトラブルの原因として捉えられることが多いのですが、「傷ついた子ども」は潜在意識にいるので、本人に自分自身の内面と向き合う、という意思がなければ、その存在にすら気がつくことができずにいる、ということも多いですね。

人間関係で、同じようなトラブル、困難が繰り返されているとしたら、この「傷ついた子ども」が癒されないままでいるという場合が多いでしょう。

気を付けたい点として、幼少期に心を傷付けられたという体験は、被害者としての自分でいることを正当化しやすいということがあります。

自分が不幸であることは親のせいであるという考え方や、自分自身を憐れに思う感覚を持ち続ける生き方にはまりやすい、ということもあります。

けれども、この「傷ついた子ども」=ネガティブ という訳ではないんです。

この「傷ついた子ども」がいることで、人は他人に対しての深い同情心を抱いたり、他人を傷つけないよう思いやりを示したりするのです。

また、魂のレベルでは、自分を被害者、相手を加害者として見るという視点を越えて、「許し」を学ぶという選択も可能なのです。