「魂の闇夜」について知る。

 

聖職を授かったヒーラーの刻印は、「闇夜」を体験し、神に見捨てられたという気持ちに耐える体験をしたことだ。

見捨てられるということの意義は、それが神からの問いを象徴しているということにある。

「この暗闇の夜でも、あなたはわたし(神)を信じることができるか?」という問いなのだ。

「この見捨てられるという時期には、自分自身の霊も崩壊し、この地獄を何とか通り抜けられるただひとつの道は、神に面と向かい合い、その時点から天が何を求めようとも、その神なる存在の条件を受け入れることだ、ということを悟ります。『闇夜』の記憶は、自分のなかに大事な出発点として残り、つねに神の方向を向き、謙虚でいるようにさせ、夜がどんなに暗かろうとも復活はいつでも起きることが可能なのだと永遠に意識させてくれる役割をするのです」