見捨てられた子ども・孤児(Abandoned Child)
親もしくは身近な大人から拒絶された体験(もしくは拒絶されたと感じた体験)が元となって、この「見捨てられた子」(孤児)が潜在意識に生じます。
傷付いた体験が元になって生じたインナーチャイルドという点で、先に紹介した「傷付いた子ども」と同じ分類とすることもできますが、この子の持つ特徴として、家庭にも、社会にも、世界のどこにも自分の居場所が無いという感覚、または自分は自分の生まれた家族の一員ではないような感覚を持っていることが挙げられます。
「見捨てられた子ども」が抱いている虚無感は深刻で、この暗闇に存在している子どもを癒してあげるには専門家のサポートやスピリチュアルな視点が不可欠なことが多いです。
居場所が無いという感覚は、自助グループ等、自分の考えに共感してくれる、認めてくれるような団体、コミュニティなどで、埋め合わせていくことも必要かもしれません。
この子が根本に抱えている感覚は、見捨てられた体験(もしくは見捨てられたと感じた体験)による分離感と無価値感です。そして感情的には、虚無感や不安感を抱いています。
この子は、親や身近な大人から拒絶され、暗闇に一人置き去りにされた状態のままのことが多くあります。